「…っ、それ警察にはっ…!?」
「言えるワケねぇだろ!
 月菜の命がかかってんだ!!」

もし警察に言えば、すぐ倉庫に向かう。

そしたら怪しいと思った彼氏が…

江嶋を、殺すかもしれない。

「あの彼氏に、月菜が傷つけられた。
 殴られて、蹴られて、切られて!!
 
 月菜がどれだけ、傷ついたか!
 お前らに分かるか…?

 月菜がどれだけ、悲しかったか!
 月菜がどれだけ、泣きたかったか!!」