手紙を書き終えると、真っ先にシンジの家に向かった。 「んだよ。朝から…うっせぇな」 休日だったため、シンジはまだ寝てたみたい。 私が騒がしく部屋の扉を開けたせいで、シンジは寝起き最悪。 でも、私の第一声でシンジの表情は変わった。 「成太から!!手紙が届いた!!」 私は封筒を開けて、シンジに手紙を見せる。 「俺には一言だけかよっ」 シンジは、ぶつぶつ文句を言いだした。 でも、言葉とは裏腹に嬉しそうな表情をしている。