片づけを終え、着替えた後、今日の日誌を書く。

それでやっと部活の終わり。時刻は22時。

アニソンを口ずさみながら部室に鍵をかける。

のんきに歌を歌ってるのっではありません。

部員はみんな帰ってしまって、先生もいない。

夜の学校にかよわいレディーが一人だけ・・・怖い!

新学期が始まったばかりで、この前まで春休みだったから

こんな遅くまで学校に残るのは久しぶりなわけで・・・。

よし、走ろう!!!!!!!!!!!!!!


全力で校門までダッシュする。

なんか走ってるほうが追いかけられそうで怖いんだが・・


「せっかく待っててやったのに置いてく気かよ」


聞き覚えのある呆れた声が聞こえる。


「総悟!!??」


安堵が襲ってきて総悟に抱き着こうとする・・・。

が、突き放される。


「誰かに見られたらどーすんだよ。」

「ごめん、つい・・・。」


2人の間に気まずい空気が流れる。