「はいはいお疲れー。じゃあ解散!」

「ありがとうございました!」

「「「ありがとうございました!!」」」


監督の声に部長の総悟がつづき、そして総悟の声にみんながつづく。

そうして部活が終わる。時刻は21時。


「みなさんお疲れ様です!」

私は練習が終わるとおにぎりとプロテインをみんなに差し出す。


「伊織先輩いつもあざーっす!」

「あざーっす」

「伊織さんきゅな!」

みんな口々に私にお礼を言い、おにぎりとプロテインを取る。


「やっぱ伊織先輩って家庭的っすよね」

これはいつもいつも口説いてくる(?)宮野悠太(みやのゆうや)くん。

1こ下の高校2年生なんだけど、やたら遊びに誘ってきたりする。

ルックス良いしサッカーうまいしモテるであろう人。

「伊織先輩は将来良いお嫁さんになりそうですね。」

「えー!?お嫁さん・・・・・hshs」

「・・・・伊織先輩??」


お嫁さんという単語で異世界に飛んでしまう私。

そう、異世界で私の嫁が待っているn(ry