『メバエ』




私は知りました
淡く熱い
種が生まれる刹那を

今までの私は居なくなりました
これは種が芽生えた所為

ふっ、と吹けば消えてしまいそうに
脆くも愛しい、私だけの種


水を与えましょう
光を与えましょう
成長させていきましょう


いつか花開くまで。