「いやー今日も1日、暑いでやんすね」




「本当に、ジメジメいたしますよ。梅雨は嫌ですな。山田氏」



6月の昼下がり、私は友人と都会の街へと散策に出ていた。



やはり、梅雨の時期であるのか、自分の創造以上に湿気があるのに正直、少しウンザリしていた。