夏も終わり、私たちは本格的に
受験シーズンへと突入した。
「ちょっと美優!!
あんた本気なの!?」
「だから本気だやって言ったやん。」
「よく考えーよ!!
バレーで食べていけるほど
世の中は甘くないで?」
「わかってるわ。」
「わかってない!!
美優は一時の感情に流されてるだけや!!」
「そんなんちゃうって!!
もう、私のことやねんからええやろ!!」
「美優ぅ~・・・」
「私な、オリンピック行きたいねん。
日の丸背負って世界と戦いたいねん。」
「また始まった・・・」
友美は呆れてため息を吐く。
紗奈に言われたからじゃない、
もちろんキッカケを
作ってくれたんは紗奈やけど、
今は私自身がそう思うねん。
全日本で戦いたいって・・・
紗奈との戦いもまだ終わってない!!
負けてばかりじゃ悔しいからな。
必ず紗奈にリベンジする!!
そして・・・
私は教室の窓からグランドを見つめた、
グランドでは宏大が練習をしている。
宏大のこともあきらめへん。
いつか必ず、私に振り向かせてみせる!!
美優は宏大を見ながらニコッと微笑んだ。
「もぉ~美優ぅ~・・・」
「はいはい。」
美優は友美の背中をポンポンと叩いた。
紗奈はプロになって全日本で
バリバリ活躍するだろう。
紗奈、待ってて!!
必ず追い着くから!!
私の目標でありライバル。
柴原紗奈・・・
いつかあなたに追い着き追い越してあげる!!
だからもう少し待ってて・・・
宏大も奪ってあげるから。
美優はニコッと微笑んだ。
高校三年の夏、私は大きな夢を見つけた。
その夢に向かって私はまだ
走り始めたところです。
「もぉ~美優ぅ~・・・」
「わかった、わかった。」
END
最後まで読んでくださりありがとうございました。
この作品は小説大賞エントリー作品です。
もうお気付きの方もおられるかもしれませんが、
この物語に出てくる
河西美優、佐久間宏大、柴原紗奈は、
『君への想いは放物線を描いて・・・』
に登場する三人です。
詳しく言えば、美優は
『君への想いは放物線を描いて・・・~君の想いと甲子園~』
に出演しています。
あちらの物語は宏大と紗奈が主役です。
で、宏大に恋する美優を描きたくて
この物語を描きました。
一生懸命な美優が恋を知り、ライバルができ、
秘めていたバレーの才能も開花した。
そして夢も持てた。
恋は実らなかったけど、
美優は素晴らしい時間を過ごしたと思います。
まぁ、今は実らなかった。
と言うだけでこの先はわかりませんけど・・・
三人の未来はまだ始まったばかり、
まだまだこれからです。
いいなぁ~自分もあの頃に戻りたい!!
野球の場面が少し解りにくかったかもしれませんが、
その辺は力量の無さ、ご了承ください。
小説大賞応援してくださるとうれしいです(^^)
最後までお付き合いくださり
本当にありがとうございました。
SHIRO