江戸時代初期、軽く1万石を超える戦国大名越前秀明(えちぜん ひであき)

がいた、




その18人目の姫、越前あやめ。

でも私の一つ上の姉上以外全員亡くなっている。


「あやめ姫様、宮(みや)姫様がし・・しょ・・・」


私の子守?役のおひなが目をうるわせながら、ふすまをあけた。



「分かった申さなくていい」



私は、おひなの様子から、私の一つ上の姉上が処刑された事が
わかった。


そのとき私とおひなの頬に何かが『つぅー』と通った。
 

「あやめ姫様、秀明様よりお呼びがかかっております」



父上からお呼びがかかると言うことは、次は私がいくのか・・・