―あたしと斗真は
高校は別だった。

出会いは…合コン。


―「愛華。今日暇?」

「暇だけど?」

親友の琴美は合コン好きだった。

「愛華この間彼氏一度もいないって言ってたじゃん?それ話したら男友達みんなが大興奮してさ。顔だけでいいから出してくんない?ね、ね?」

「えっと…。」


うちの学校は女子校。
だから男子と関わる
機会なんてすくない。


「あのさ…「お願い!」

目の前で手を合わせて
必死にお願いする琴美。
こういうの断れないや。

「…いい、よ。顔見せるだけなら。」


好奇心だったのかもしれない。
自分でも不思議だった。
合コンなんてって今まで思ってたけど行ってみたいって思った。