「ね…ねぇ、向かいの廊下にいる奴って…アイツじゃない?」



ひなのが向かいの廊下をみつめて指を差した。



「やばい、あっちは気付いてねえから逃げるぞ。」



俺達は静かにアイツとの距離を開けた。



三階についたとき、翼たちとあった。


「和哉、携帯、集めたぜ。」



「ありがと。一旦全員屋上へ上がろう。」


「なんでだ?」


「いいから。」


俺達は屋上へいそいだ。