「あっ…あいつがまだいんのかよ……」


「無理だょっ!!!あいつからにげれるわけない…」

「そうだょ…、それにまだ死体があるってことでしょ?」



「たしかに…てことは、雪が…あのままってことか?」


「…だな。」



「全員で探すのは効率が悪い。だから、2つに分けよう。」


「なんで…なんでそんなに冷静でいられるんだょ!!死ぬかも知れないんだぞ!?」



翼は俺の胸ぐらをつかんだ。


「しかたないだろ!?みつけないとだめなんだょ!!!」


「…わかったょ。」



翼がわかったところで、チームわけをした。


「俺、慶太、結依、ひなののチームと、翼、詩帆、優子のチームでいく。翼達のチームは、翼を中心にこうどうしてくれ。1人になるのは危険だ。絶対に1人になるな。じゃぁ、いくぞ。」


みんな、静かにコクンと頷いた。