外に出ると、周囲は警察にとりかこまれていた。



「なんだ…これ。」



だれだってびびる。



外にでれた、と思ったら警察官に銃をむけられるんだから。


「まてょ…俺達…なにも悪いことしてねぇよな。」



「なんで、銃むけられてるの?」



「死にたくない…やだっ…雪みたいに、なりたくないっ…」



「結依?ねえ、どういうこと?雪みたいになりたくないって、ねぇ!!!」



「いやだぁぁぁぁぁぁぁぁ…」



結依はまだ現実を受け入れられてなかった。



混乱状態。



「あの!!なんで、俺達に銃をむけるんですか?」



俺は、声を張り上げて警察にきいた。


「君らが、今年の0ゲームの参加者だからだ。」



らぶ…げぇむ?



「0ゲームとわ、なんなんですかっ!?教えて下さい!お願いです。」


一番偉そうな警官がまわりとアイコンタクトをとっている。



しばらくして、その人がコクンと頷いた。


「署まで、ご同行願います。」



「…はい。」