殺すなんて無理だ。



あの巨体にどうやって…




その場で考えてると、1人の女子が近づいてきた。


今にも泣きそうになっている。



こいつは確か…



本多美優?


だったけ。




「こた…?ねぇ、なんで……なんでこたが…しんでんの?もしかして…夏樹くんが…殺したの?」




美優は、光を失った目で俺を見た。



「違う…俺じゃない。」


「…そぉだよね。ごめん、疑うなんて最低だね。」


「いや…」