紗枝「夏樹ちゃん?起きてる?」

夏樹「はい。起きてます」

紗枝「いつも早いわね。 
   じゃ、ごはん作ってくるから
   待っててね」

夏樹「はい。」





いつもと変わらない。




いつもと・・・・・。









時間が過ぎ、そろそろお昼ごろ。
桜が来るころの時間。




まだかな・・・




遅いな。
何かあったのかな?






・・・・・・・・・・・・・・・・・







結局、その日桜は来なかった。

熱でも出たのかな?
大丈夫かな?














この日を境に桜は来なくなった。





・・・・・・・・・・
少しずつ運命の歯車が
まわり始める・・・・・・