そんなことを思いながら朝を過ごす。




私は決して明るいわけでもなく、暗くもない。
勉強が出来ないわけでもないし
運動もそれなりだ。



でも私の周りには人が集まらない。
しいて言うなら、
この孤児院のお母さん的存在の紗枝さんと桜ぐらいだ。




いや、集まらないんじゃない。
私はこの孤児院の中で隔離された部屋にいる。
小学生が終わり、ちょうど中学生になるころからだ。




一人だけ友達はいる。
三山 桜。
紗枝さんが桜だけならいいと言ってくれた




なぜ隔離されるのだろう。
分からない










悲しい。寂しい。
だれか来てほしい。