「ピンクのマニキュア…???」

テカテカしてて、ピカピカしてて…

かわいい。

私はなぜかこのマニキュアに心を
打たれた。

そして、周りを見る。
よし、誰もいない。

私はバッグの中にそのマニキュアを
入れた。
こんなの慣れっこ。

見つかったことなんて、一度もない。
そんなヘマはしない。

いつもなら、ここで
さぁ、帰ろう!!
となるはずだった…
が、


「大丈夫ですか??」


この声によってそんな考えは
かきけされた。