「お母さん…なんで野山家にいるって知ってるの!?」


「市原さん?」


何時の間にか戻ってきた野山に不覚にもどきっとしてしまった


「市原さん。はい。タオルと炭酸水。水よりこっちの方がいいと思ったから。」


野山の手には綺麗なタオルと私のことを考えて持ってきてくれた炭酸水。
野山…



「ありがとう‼」


思わず笑顔で返してしまった。