歯磨きして、ブレスケアを5粒口に放り込んだ。
丁寧に髪にアイロンをかけ、
大きな鞄を手にする。
「行ってきまーす」
「あっちょっと待って!」
そう言ってお母さんが手渡したのは丁寧に刺繍のされたお守り。
「ほんとは入学の時に渡してやりたかったんだけどね。刺繍が間に合わなくて。安心を願って、持ってきなさい。」
「ありがとう・・・」
「はい、行ってらっしゃいっ」
家を出るとまだ5月上旬なのに夏の香りがした。
精一杯伸びをして、歩き出す。
なんだかいい予感。
駅につき、電車に乗る。
入学したころと景色は大分変わったな。
緑が濃くなって、日差しが強くなって・・・。
そんなことを思いながら電車を降りると、すみかが笑顔で迎えてくれた。
丁寧に髪にアイロンをかけ、
大きな鞄を手にする。
「行ってきまーす」
「あっちょっと待って!」
そう言ってお母さんが手渡したのは丁寧に刺繍のされたお守り。
「ほんとは入学の時に渡してやりたかったんだけどね。刺繍が間に合わなくて。安心を願って、持ってきなさい。」
「ありがとう・・・」
「はい、行ってらっしゃいっ」
家を出るとまだ5月上旬なのに夏の香りがした。
精一杯伸びをして、歩き出す。
なんだかいい予感。
駅につき、電車に乗る。
入学したころと景色は大分変わったな。
緑が濃くなって、日差しが強くなって・・・。
そんなことを思いながら電車を降りると、すみかが笑顔で迎えてくれた。