家に帰って、枕に顔をうずめる。
考えるのは、すみかのこと。

幸せそうな目。
人は恋をするとあんなにも明るくなれるんだ。

すっごくすっごく羨ましくなった。

自分が恋をしたいわけではないとは思うのに・・・
あたしもそんな笑顔を手に入れたいよ。


─なぜだろう。
自分から幸せを手放してる気がするのは。
何だか胸が締め付けられた。


知らない間に、涙があふれてた─