どうして?お母さんは私が居なくなって楽でしょ。私が死んだら保険金だって入るし。
なのにどうして?
どうして私の名前を呼ぶの?
こんなんじゃ死ねないじゃん。
決心が揺るぐじゃん…。
一層消えてよ。
私の中からお母さんとの記憶全部消してよ!
そしたら…そしたら、どんなに…。
私なんかが産まれてこなけりゃ良かったね。
「ねえ、どうして?どうして、大切な人はこの世に居るの?どうして?うちが存在しなければ良かったんでしょ!?ねえ答えてよ!」
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