六時限目の終わりのチャイムが鳴ったのを確認すると、亜子の方をチラッと見た。だが、特に変わった様子もなく、手下達と笑いながら話してた。あの亜子を含めた数人で私に暴行を加えるのか。 そんな事を考えながら、私は重い足取りで教室を出た。 これから何が起こるのだろうか。 どうせまた、私に対するいじめだろう。 心の中で浅笑いながら、一歩、また一歩と階段を上がった。