見ると、そこには見たことのない顔。 黒い髪を横で少し束ねて、 スカートを長く着こなして。 「あぁ?あんだと、コラ・・・」 夏樹がその少女の胸ぐらをつかみながら言った。 すると少女はその手を振り払い、 黒板へ向かった。 カッカッカッカカッ・・・ チョークの音が聞こえる。