「真昼。」 帰ろうとしたわたしを呼びとめる声。 足を止めて振り向けば――― 「すっげースキ!」 ガキみたいに得意げな顔で叫ぶレージ。 止めなさいよね。 スカシタあんたしかしらない周囲のヤツ等がびっくらしてるっつーの。 「んなの知ってる。」 わたしはアンタよりアンタのコト知ってるんだから。 わたしはね わたしはすっげー大事なのよ。レージがね。