応えるのが早いか、レージは鬼のような勢いでベランダを飛んできた!!!
わたしは下着姿もなんのその、普段開けっぱなしの窓に飛びついた。
「ぐぎぎぎ…放せぇぇ。」
「オマエこそ放せぇぇ」
レージは開けようと、わたしは閉めようと窓を掴んだまま両者譲らず。
ごきっ★
「あたっ…!」
手首翻ったぁーっ!
こんのバカ力がぁっ!!
手首の痛みに悶絶しているとグイッと顎を掴まれた。
「ん゛んんんん―――っ!!」
容赦ないキス。
振りほどこうにも強く抱きすくめられていて身じろぎも出来ない。
甘いというより激しいキス。
まるでレージの欲望をストレートに伝えてくるみたいな……
溺死……する