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相変わらずのこづきあいをしながらレージと家に到着。
じゃあ、ごきげんやう…
家の中へ入ろうとしたら、繋がれてた手を引っ張られた。
「……ここは素直に胸の中に飛び込んでくる場面じゃねーか?」
「バカめ。アンタの考えなんてお見通しだっつーの。」
危うくレージに抱きすくめられる寸前で、わたしが足を踏ん張ったため膠着状態。
まるで散歩を嫌がる犬と飼い主の光景だ。
「ったくかわいくねー女。」
レージが忌々しげに舌打ちし、わたしを放した。
「あれ?アンタどこ行くの。」
「撮影。違う現場だから、移動のついでに抜けてきた。」
なんスかそれ、バカじゃん。
ちょっとでもオマエと一緒にい・た・い・か・ら♪、とかキザ爆裂なセリフ言わないで下さいね?
羞恥で爆発デキルわ。…ハズッ!!