「で、オマエらは上手く纏まったのか?」
会長がふっと笑う。
視線が注がれるのは、繋がれたわたし達の手。
わたしとレージは揃って微妙な顔をした。
こんなんですが、実は相変わらずなのですよ、とは今非常に言いにくい。
コシヌケ組の仲間入り・・・。
幼馴染永久保存を目論むわたしに対して、レージもカレカノ新改革を懲りずに推し進める。
レージが幼馴染枠を認めてくれた代わりに、わたしもちょっとダケ妥協を余儀なくされた。
その状態がコレなのだから、よもや幼馴染と恋人の境界線は甚だ曖昧だ。
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