最初から多分、特別だった。
だけど特別を特別だと自覚した『あん時』の出来事。
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と、
懐かしく過去を回想している間にも言い合いは続いていて―――
「アンタのカノジョなんかになったら、周りの女に妬きまくってクロ焦げだっつーの。
でも幼馴染の立場ならアンタが女に囲まれてよーが、孕ませよーが割り切ってやれんのよっ!」
「囲まれんのは仕事上仕方ねーとこあっけど、孕ませねーし!
つか、らしくねぇコト言うなよなっ!オレが女に囲まれてんのヤなら、力付くで浚いにくればいいだろっ!!」
いつものオマエらしく、気に入らねぇトコロ全部ぶっ飛ばせばイイ。