てか・・・
「何やってんだ、病人っ!」
アリ地獄に落ちたアリンコみたいに、わたしはレージによってづりづりとベッドの中に引きずり込まれていた。
「・・・ぅは・・・眩暈・・・」
「だから!何やってんのよ!大人しくしてなさいよ!」
「・・・傍にいて?」
いつぞやの風邪の時みたいに後ろからぎゅうっと抱きしめて、背中にぐりぐり頭を押し付けてくる。
甘えん坊モード、レベルMAX!
一同は唖然とこの光景を眺めている。
「あの速水零司がカワイイ。」
ハズッ!!!
揃った呟きに本人よりもわたしのが恥ずかしいのは理不尽だ。
お願いしますっ!
羞恥プレイは勘弁っ!!