距離を置いて絡んだレージの視線がフイと反らされた。 まるで恋人になんねぇ単なる幼馴染なんかもう必要ナイと言うように。 それに胸がズキッと痛んでも わたしを必要とするレージのために 気付かないフリでそれを呑みこんで、 『会長!』 わたしはレージを助けるんだ。