「あんまりツライよーなら、病院行って点滴でもうけた方が早いんだけどぉ、どぉーする?」
「・・・・ん~・・・。」
それに応えるレージは本当に死にかけの魚のような生返事だ。
一応、意識は直ぐに戻ったが、まだ俄然体調が悪いらしい。
「にしても、真昼、よく分かったね?」
「ヘンだったのは気付いてた。倒れんのも時間の問題だって分かってたし。」
コイツのコトだから自分のキャパを考えず、仕事しまくってたに違いない。
夢中になっている時にヘンな麻薬物質でも放出してんのか、
自分が疲れてる事にトンと気付かない、とか。
毎度のことながら
ホント、バカなのか、コイツは。
「え?・・・じゃ、分かっててほっといたんだ?」
「そーよ、言ったでしょ?」
わたしはふふんと笑ってレージを見下ろした。
「これでアンタも幼馴染のありがたみがわかったでしょ?
わたしがいないと困るのはアンタなんだから、無駄な反抗はヤメテわたしの命令に従うことねっ!」
「ぅ゛~・・・・・・」