「会長っ!!」 勢いよく沖野に振り向き、がしっと腕を掴んだ真昼に ぎゅっと胸が締め付けられた。 なんでオマエは俺じゃなくて他の男を呼ぶんだよ。 本当に俺のコトなんてどーでもイイのか。 ぐらりと視界が歪む。 耳触りな耳鳴りの向こうで真昼の声がした。