だって、
わたしが食べられちゃったら、
レージが独りになっちゃうじゃん?
ごすっ★
「っ~~~~」
どこを蹴ったかなんて、乙女の口からはあえて言いませんけど。
あらぬトコロを押さえてレージが前屈みにずるずると崩れる。
「天誅っ!野外デビューを幼馴染で試すな。ヘンタイ。」
「~~~使いモンに、ならんくなったらどーすんだ・・・っ!」
「今度やったら、マジで潰す!」
「ぜってぇヤッてやるぜってぇヤッてやるぜってぇヤッてやる・・・・・」
・・・相当ご立腹のようだ。
呪詛のように呟いているレージが動けないのをイイ事に、わたしは一目散に逃げといた。