「るっせぇ~・・・。
彼氏っつったって会長が円藤勇に合わせてくれるって言うから乗っただけじゃん。
憧れを打ち砕かれた今、もう、アンタのお守なんて無駄時間以外のなんでもねぇのよっ。」








「人間性ってのはどん底の時に露わになるもんだな。」





わたしはジロリと沖野聡里を睨んだ。






「わたしのことはどーでもいいんですぅ。
それより、何故にアンタはわたしに彼女のふりなんてさせてんのよ。」