「君は俺だけを見てればいいんだよ。ほら、こっち向いて」
「いや!!絶対嫌よ!!」



ほら油断ならない。
君はこんなにも変わってしまった。

前はずっと見つめ合っていたのに。
それだけで幸せだと言っていたのに。



でも大丈夫。
すぐに元に戻してあげるから。


「少しの辛抱だからね。」


彼女の頭を撫で、そして
――口元が切れるまで殴った。


「…い……や。痛………い、お願い…………やめ………て」
「元に戻ってくれた?俺の目見れる?」