今日も君は楽しそうに、アイツの話をする。


「それでね、今度遊びに行くことになったんだ。」


目の前にいるのは僕なのに、
君のその瞳は僕を映してはくれない。



「どんな服、着ていこうかなぁ?」



君は幸せなんだね。
いっそのこと、僕の瞳にも君の姿が映らなければいいのに。



「やっぱりスカートの方がいいかな?」


ごめんね。
僕はやっぱり、恋人と言う関係をまだ離したくないみたいだ。


君に突き立てたのは、刃という名の僕の愛。



僕たちを結ぶ赤い、赤い糸(血)が床一面に広がった。



この赤い世界の中、ずっと一緒に………。





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