「その色は君に似合わないかな。」
君が完璧でいないと、
「その服似合ってないよ。こっちの方がいい。」
俺が完璧に見えないだろ?
「そのアクセサリーは」
「いい加減にしてよ!!もうたくさんなのよ!!!」
「どうして怒るんだ?俺は君のために……」
「違う!違うわ!!あなたは自分の為に言ってるだけよ…」
自分のために……。
「あなたは私を好きなんじゃない。あなたが愛してるのは――」
そこまで言って彼女は泣き崩れた。
……そうか。
俺が愛してるのは、
――俺自身だ。
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