「ん?確か一人息子では……」
「あ、家の息子はこの子です。」
「おっさん誰だよ。」
わぁクッソ生意気☆
誰かさんの幼少期かな??
「僕は普通の子供だったけど。」
「ごめんなさい。」
読まれてた。
話を聞けば、あとの子供達は健太君と一緒に帰ってるグループだった。
家に行く手間が省けたなー
「仕事しろよ公僕。」
「お前さっきから人の思考読むんじゃないよ。」
なんなのコイツ
気を取り直すためのコホン!と咳払いを一つ。
「ちよっと唾飛ばさないで。」
「ごめん。」
少年と目線を合わせて聞く。
「君達の友達の健太君の事について聞きたいんだけどいいかな?」
「仕方ねぇな。答えてやるよ。」
「何だろう。俺は年下と相性が悪いのかな?」
「知らないよ」
ですよね。
「君達がいつも帰る時に使う道の事なんだけど、通学路だけじゃなくて他の道も使う時があるって聞いたんだ。」
「あぁ、空き地があるから遊ぶ時はそっちから帰るんだ。」
と、その道がどこなのか教えてくれた。
「ありがとう。
今日はそっちの空き地に行ったのかな?」
「俺達はそうだよ。けど健太は今日は早く帰るって言ってたからいつもの通学路から帰ったと思うよ。」
「え?」
確か通学路にある家の住人は健太君を見ていないと言っていた筈だ。
「そうか、分かったよ。
答えてくれてありがとうな。」
ポン、と少年の頭を撫でた。
「どうする?」
伯が聞いてきた。
「そうだな、一旦戻って合流するか。報告も兼ねてー…」
「なぁ兄ちゃんと姉ちゃん付き合ってんのか?」
少年の爆弾発言。
「あのなぁ、誰と誰が付き合ってるって?」
「お前とそのパーカーだよ。」
このクソガキ口悪っ!!
「あのなぁ、このパーカーは女じゃ……」
そもそも俺はそっちの趣味はないわけで…
「え?何言ってんだ?」
「だから!このパーカーは女じゃないの!」
「うっそだぁー!」
「本当だっつーの!ほら、この通り胸だってなー…」
むにゅ
なんか柔らかい
証明するため半ば勢いで伯の胸に、触った俺