「てか刑事なら伯もこれくらい解って当然だぞ?」
まだまだ伯は新人なんだな。うんうん。
「………何か勘違いしてるから言うけど。この僕が親切に。」
親切にを強調すんなよ。
「僕は別に刑事じゃない。」
うんうん。わかったわかった、悔しいんだなうんう……
「んう?」
「なにそのゆで卵が丸ごと喉に詰まったかんじ。キモイ」
もうお前のキモい何回聞いたんだろうな。
いや、今はどうでもいっか!
「お前刑事じゃないって………」
ピンポーン。
「ここでインターホンを押すなぁぁぁああああ!!!!」
タイミング計りすぎだろお前!
てかいつの間にか家に着いてたんだな。
中から出て来たのは中年のお母さん。
「どうも、警察の者ですが。お時間よろしいすか?」
「えっ?警察?なんで警察の方が……
」
「あぁ、いえ!少し話を聞きたいだけでして……息子さんはいらっしゃいますか?」
「ウチの子が何を!!」
あんま話聞かないなこのおばさん。
「このおばさん話聞かないなって思ってるけどいえないなと思ってるでしょ。」
「言ってて駄目だと思うのなら言うなよ。」
そして何故わかったし。
「お母さーん!戸棚のおやつ食べでも…って誰?」
廊下から走ってきたこの子が健太君の友達の……って
「なにー?」
「誰?」
人数多くね??