「うっげえ、やめろ!お、お前俺の何倍怪力なんだよ!やめろって」

ぐらんぐらんに体を揺さぶられ、竜の目が虚ろだ。

「わかったわあ、今度からは無視しないでかまってよネェ?貴方が純ちゃんのも・の・で・も」


ミルフィーヌは竜を解放するとソファにドカッと座った。


てか、今の聞き捨てならない。

「あの、ミルフィーヌさん。わたし、竜さんなんか私物にしたおぼえありません!」


何があっても、

ちがいます!