「とにかく、お似合いだよね二人とも。わたしは応援するからさ、ね?」
「………………。」
「純は可愛いんだから、もっと人前で笑うべきだよ!わたしね、わたし以外にも純のよさをわかってくれてる人がいて嬉しいの。」
「まりの………。」
「だから、わたしは竜さんと純のカップルは最高!!!」
「………………。」
まりのならわかってくれると思っていたのに。
わたしは断じてあの野郎を好きになった覚えもなく、彼氏にした覚えもなし!
「じゃあ、今度こそ部活行ってくるね!」
まりのは爽やかスマイルで部活にいっちゃった。
時刻は5時。
「いいや、いいや!考えないことが1番!わたしも帰宅部として帰ろうか!」
ちょっと声が大きかったからかな?
教室にちらほら残っていたクラスメイトの視線が何故かいたかった。