「ところで、なんで遅刻?」
「普通に寝坊だよ。」
「純、初めての寝坊でしょ?」
「まあね。初めてお父さんにこんな理由で怒った。」
「アハハハッ!純のお父さんて本当に面白いよね!見た目も中身も!」
爆笑しながら席に着いてノートを広げる。
教科書を出して、これでよし。
チャイムがなって、授業がスタートした。
うわ、2時間目は現代社会。
教科担当 黒木学。
「しょっぱなからかあ。黒木先生。」
黒木先生、怒ってないといいな。
逃げたこと。
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