ピピピッ

「ん~っ・・・」

ガチャ
眠たい体を
無理矢理動かして鳴り続けてる
目覚まし時計を止めた。
コンコン

「なみ~起きてる?入るよ」

私の返事を待たずに
母は私の真新しい
制服を持って入ってきた。

「おはよ!
高校の制服ここに掛けておくね」

「うん!ありがとう」

「早く準備して降りてきなさい!
ご飯できてるから」

そう言って母は部屋を後にした。
真新しい制服を着た私は
どこかぎこちなく見えた。

「似合わないな~。はあ。」

ため息をつきながら
全身が写っている鏡を見てから
私はリビングに向かった。