気付いたら走ってた

これまでの人生で一番早いんじゃないかってくらい走った

あっという間に二人の所へたどり着くと

ちいを僕の胸へと抱き寄せ

「ちいはオレのだから」

って言ってやった

少しの沈黙の後、生駒順が

「はい、愛しの王子様のとうじょ~、後はヨロシクやっちゃって~お二人さん」

って言うと帰っていった