遊園地は子供連れの家族。
カップルでいっぱいだった。

私達もカップルに見えたりするのかな…

「さっ!実空、何乗りたい?」

「え、じゃー…トロッコ!」

「まじで?ここのトロッコむちゃくちゃ怖いんだぞ?」

「なにー?優ちゃん怖いのー?(笑)」

「別にー?」

トロッコに乗ると優ちゃんは震えている。

可愛いなあー…

こんな優ちゃんを見れるのは私だけであったらいいのにな…


「楽しかったねー♪」

「そうだなあー。次はお化け屋敷ー♪」

「え……嫌だ嫌だ嫌だ嫌だあ!!」

「だめー(笑)」

お化け屋敷の中は真っ暗でヒヤッとしてして…

「はは!実空怖いの?」

「う、うん。怖いよ。」

「なら手繋ぐ?はぐれないように(笑)」

優ちゃんは私の手を掴んだ。

「優ちゃん、どこにも行かないでね?」

「ん?行かないよ(笑)実空を置いて行くわけないじゃん。」

このお化け屋敷…

ドキドキした。

お化けがいつ出てくるか…そんな事じゃない。


優ちゃんの手の温もりにドキドキした。

…優ちゃん?好きだよ。

夕方になり私達は帰る事に…

「優ちゃん、今日は楽しかった♪ありがとう。」

「俺も楽しかったよ♪また遊ぼーな?実空。」

優ちゃんはそう言って私の頭を撫でた。