わたし達は手を繋いで家へ帰る。

「……………昴ちゃーん?(笑)」

わたしは昔が懐かしくて言ってみた。

「げっ、懐かしすぎんだろ(笑)」

「ほら、昴も言ってみてよ!みーちゃんー♪って!(笑)」

「いわねえよ!恥ずいわ!」

わたし達はちゃんと恋人同士になったからといって前とかわらない話をして家まで帰った。



「あんた何してたのよ!!!!」

もちろん次の日学校へ行くと一番に沙耶に怒られる。

「昨日いっぱい電話入れてたでしょ?!なんで出ないのよ!!優先輩も心配してたよ!?」

優ちゃん……………。

「何してたのよ!!」

「俺と一緒にいたんだよ。」

わたしが答える前に昴が答える。

「え?どういうこと?」

「俺と実空、付き合うことになったんだよ。」

改めてそう言われるとなんだか恥ずかしい。

お昼休みになり沙耶とふたりで話す。

「で、なにがあって付き合うことになったわけ?優先輩は?」

「優ちゃんは関係ない!わたしは昴を見るって決めたの。」

「なんでよー、あんだけ優先輩優先輩だったあんたがなんでよ。」

わたしは優ちゃんと柚奈さんのことを全て話した。

「なるほどねー。でもまあいいんじゃない?ずっと小さい頃から優先輩以外には興味示さなかったあんたがはじめて他の男に少しでも目がいったわけでしょー?まあ言っても昴貴だけどさー?」

うん、これでいいの。