「ゆ、柚奈さん!なにしてるんですか?」

柚奈さんは涙を流していた。

「とりあえず中に入りましょ?」

柚奈さんを中にいれて私は柚奈さんに温かいお茶を入れた。

「どうかしたんですか?」

「……私は、優のために何もできない。お粥も作れないし買い物行っても何を買ったらいいか分からない。こんな私に…優とは釣り合わない!泣」

「でも!そんな柚奈さんが離れたら優ちゃん悲しみますよ?」

『実空ー?まだいる?ちょっと来てー?』

「あ、はーい!」

優ちゃんに呼ばれ私は優ちゃんの部屋へ行く。

「どうしたの?」

「まだお粥ある?」

「あるよ?入れてこようか?」

「お願い。」

私は下に降りてお粥を入れ、お水も入れて持って行こうとした。

「まって。私が持っていく。」

そういい柚奈さんは私の持っていたおぼんをもち優ちゃんの部屋へと向かった。

私はこの話に口出しをしてはダメ。
だから大人しくリビングで待っていた。

どれぐらい時間が経っただろうか…
私が3杯の紅茶を飲み終わった頃に急に2階が慌ただしくなった。