私は今日も相変わらずずっと寝ていた。

そして昼休みになり…………


ーバゴッッ!!ー

「……!?いったーーいっ!」

「起きろ、食堂行くぞ。」

昂に教科書の角で叩かれた。

最悪。

「私、食堂にはいきたくない。」


つか、私が食堂みたいに人混み嫌いなの知ってるでしょうが……


「なら一人でここにいる?」


「え…?」

周りを見ると教室に残っている子はあと私と昂だけだった。


私はしぶしぶ昂についていった。


沙耶はどこ行ったのよー、

私を置いて行くなんて…

ありえない。

食堂へ着くと…………

「あ!やっと起きた?実空こっちだよ!」

沙耶が呼ぶほうを見るとそこには優ちゃんもいた。

は?

なんで優ちゃんがいるの?

「優先輩、一人でご飯食べてたからさー?別に一緒でも問題ないでしょ?」


沙耶の質問に答える前に優ちゃんが口をはさんだ。

「なあ実空?実空は何に怒ってるの?」


「…………は?」

「俺の言い方がやっぱきつかったから?」

「そんなんじゃない。」

「教えてくれないか?次からは気つけるからさ!」