私は高校1年生の浅川実空(アサカワミク)。
部活は帰宅部。
趣味は寝ること。
彼氏?そんなもんはいない。
   
「実空ー?また寝てるのー?」
「あー。沙耶おはよー。」
この子は石原沙耶(イシハラサヤ)。
こんななんの面白みもない私の相手をいつもしてくれる。
   
「実空さー、あんた休み時間のたんびに寝るの止めなよー
あんたそんな生活してたらブタになるよ?」
「ふ。もうブタだしいいよー↑」
「あのねー?実空普通にしてたらモテるのになんで
そんなんなのよ。」
「別にモテないしー。」


「ほんとほんと。素直になったら可愛いのに。」

え…
その声は…

「うわ、昂貴だし↓」
「うわとかゆーなブタ。」
こいつは松田昂貴(マツダコウキ)。
いわゆる幼なじみってやつ。

私の家のお隣さん。
だから小さいときから一緒によく遊んだ中。
だが間違えてはいけないのは…
私はこいつの兄の優貴(ユウキ)が小さい時から
大好きだって事…。

優貴は私より2歳上、だから今は高校3年生。
昂貴と違って優しいし!


「おい、ニヤニヤすんなよ気持ち悪い。」
「は?気持ち悪いのは昂貴だし!」
「お前よりはましだよ。な?沙耶。」
「まあねー。(笑)」
沙耶までそんな…


私は今日も眠くて暇な授業の約三分の二を
寝て過ごす。

学生のすることは勉学!!



そんな事誰が決めたんだよ。

私がこの学校に入った理由は
優ちゃんがいたから…

この学校はバカ校ではない。
この辺りではどちらかというと賢い側の学校。


そんな学校に優ちゃんを追いかけて…

とは言え、私がはいれたのは奇跡だと思う。