「けいちゃん…?」

アタシを抱き締める腕の力が強くなっていく。

「ごめん。こんなこと聞くのいけねぇとは思うけど薫の仕事って…」

「SHOP店員だよ?メンズ物だけど」

「そうか。気を付けて行ってこいよ?」

「うん!」

けいちゃんはアタシをそっと離して着替えるように促した。


アタシの仕事。
ある有名なブランドのSHOP店員。
まだ入って少ししか経ってないヒヨッコだ。