「ここ、座れば?しんどいんじゃね〜の?」

「あ、ありがとです…」

そっとソファーに腰を下ろす。
にしても何でフラついたんだろ…
疲れかな?
なんて1人で考えてると

「ガキなんだから夜道危ねぇし送る」

「え!?でも…」

「なに?」

成宮さんの顔が近くに来る。
どうすればいいのアタシ…

「悪いですよ…」

「送るって言ってんだけど?上司の言うこと聞けない?」

「…聞けます」

「いい子♪」

くしゃっとアタシの髪を撫でる成宮さん。
その瞬間、ドキドキして心臓が破裂しちゃいそうだった。

「じゃあ、行くか」

「あ、はい…」

成宮さんに連れられ店のカウンターまで行く。